露木和男「「やさしさ」の教育」

 
子どもたちの能力にはっとすることがあります。
 
隣の家の屋根にスズメが住み着いたことに気が付き毎日観察しています。
イモムシやカブトムシを買っていた時には詳細に動きを見ています。
ガーベラの花粉や木の切れ端を顕微鏡で覗いています。
セミの抜け殻が大好きな時期があります。
 
 
 
露木さんは自然観察を通して、子どもの「やさしさ」が育つお手伝いをしています。
「育てる」のではなく自ずと「育つ」ことが大切です。
大人の思い通りにはならないからです。
 
 
学校は子どもの幸せのために存在するはずなのに、学力偏重では幸せを感じることはとても難しいでしょう。
 
不思議さに驚き、感動することによって学校が楽しくなります。
 
そしてその不思議さは特別な場所にある訳ではありません。
ありふれた日常を見つめ直すところから始まります。
 
 
 
高校や大学の選択が学力ではなく興味のあること、で選べる時代が来ると良いですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
読書空間 ひつじ日和