百人一首

 

 

新年恒例、我が家の百人一首大会。
内訳は子供が三人、大人が二人。
たいてい正月に暇すぎて開催されます。
必ず涙する者がいる大会です。

 

小さい頃は字が読めなくて。
抱っこしながら参加しました。
勢いよく手が重なると結構痛い。
年々達者になり負けず嫌いが涙を誘います。
適当に相手をしていたつもりが、次第にこちらも熱が入ってきます。

 

近年では私がよく覚えている句を「奴ら」は覚えています。
「せをはやみ…」まで聞いていたらアウト。
記憶力が違いすぎてもう降参です。

 

この百人一首は私が幼い頃からの年季物。
頼んでもいないのにサンタから届きました。
煙突が無い家に届くだけでも不思議。
うちに来るのは親日家のサンタなのか?
疑問は深まるばかりでした。

 

さて、百人一首の案内といえばこちら。

「訳せば訳すほど遠ざかる」
「言葉にはことたまというものがあり、意味だけわかっても、それこそ何の意味もない」

と仰る白洲正子さんに、毎度しびれます♪

 

 

 

白洲正子「私の百人一首」

 

 

読書空間 ひつじ日和