風の男

 

遠州灘の波濤

(春分の遠州灘)

 

どっどど どどうど どどうど どどう

 

出掛けた先でみつけました。
もしやあの書は、、、
ずっとお会いしたかった方の書でした。
何年ぶりでしょう。話しながらうれしさが身体からはみ出してしまいました。

 

冒頭の〈どっどど〉は宮沢賢治、風の又三郎から。齋藤孝さんの著作「声に出して読みたい日本語」の中に、次のように宮沢賢治さんの紹介がありました。

 

地水火風の想像力の達人
風は賢治の作品全体に満ちている 
風は「異界」との通路
風の中を大股で歩きながら詩を作るのが好き
風はインスピレーションを吹き込む
風にさらされた身体の強さと透明さ

 

私にとって、なぜ凪いだ穏やかな海よりも波濤なのか、少し謎が解けた気がしました。

 

 

齋藤孝「声に出して読みたい日本語」

 

 

 

読書空間 ひつじ日和