宮田珠己「いい感じの石ころを拾いに」

 

海に行くと石ころが気になります。
形、色、模様。
やっぱり長い間波の力で削られて丸くなった石ころに魅力があります。

 

こどもたちは目線が低い分、もっと魅力を感じているようです。
不思議な石ころをどんどん拾ってきます。

 

 

宮田さんはその石が科学的になんであるか、金銭的に価値があるか、には見向きもしません。
その時々のこころに触れたものを拾います。
理由はありません。
相対的な他人のいいね、ではなく絶対的な自分のいい感じを探し求めます。

 

 

小学生のときに完璧な円状の石を拾ったことを思い出しました。

 

明恵上人も海で拾った石ころを大切にしていたそうです。

 

 

 

宮田珠己「いい感じの石ころを拾いに」

 

 

 

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