最近読んだ本にハンナ・アーレントさんがよく登場します。
きっと今までも目にしたことがあったのでしょうけれど。
先日ハンナ・アーレントさんに関する本を読んでいて、ふと「朗読者」のことを思い出しました。
確か、この登場人物もハンナだったな、と。
ドイツが舞台であることと、強制収容所に関することも共通しています。
過去には全く意識していませんでしたが、この本にもやっぱりハンナ・アーレントさんが出てきました。
主人公がハンナ・シュミッツと知り合い、様々な本の朗読をすることになります。
いくつかの謎がありますが、それはあることが原因となっていました。
ハンナ・シュミッツとアイヒマンの類似点も気になります。
ベルンハルト・シュリンク「朗読者」
「わたしたちは幸福について話しているんじゃなくて、自由と尊厳の話をしているんだよ。幼いときでさえ、君はその違いを知っていたんだ。ママがいつも正しいからといって、それが君の慰めになったわけじゃないんだよ」
読書空間 ひつじ日和