数年前子どもたちとウミガメの勉強会に参加したときです。
砂浜にプラスチックがどのくらい埋まっているのか体験しました。
適当に砂をすくってふるうと、かなりの量の小さなプラスチック片が出てきます。
世界中の砂浜がこんな状況だと考えるとゾッとしました。
そして砂浜は、プラスチックに限らずゴミでいっぱいです。
ゴミの話題で良く出るのが3Rです。
Reduce(リデュース:削減)、Reuse(リユース:再利用)、Recycle(リサイクル:素材の再利用)。
ベア・ジョンソンさんはもう2つのRを付け加えました。
Refuse(リフューズ:不要なものを断る)、Rot(ロット:土に還す)。
持続可能な社会はRefuse(リフューズ)が大きな鍵となりそうです。
そもそも需要が無ければ供給はありません。
物体が入ってこなければ自然とゴミも少なくなります。
ミニマルでシンプルな生活は精神的にもメリットがありそうです。
今の社会でプラスチック製品を拒否することはほぼ不可能です。
それでも可能な範囲で行動することは人類の責任だとも思います。
ゼロ・ウェイストはベーシックインカムとも親和性が高そうです。
翻訳者、服部雄一郎さんの経歴と生活に興味を持ちました。
ベア・ジョンソン「ゼロ・ウェイスト・ホーム ごみを出さないシンプルな暮らし」
読書空間 ひつじ日和