「だるまちゃんとてんぐちゃん」の絵本を読んだのはいつだったのでしょうか。
友だちの真似をしたがるだるまちゃん。
それに応えようとするけれども空回りのうっかりだるまどん。
驚きの解決方法。
子どもの心に何かを訴える作品を描き続けたかこさとしさんの自伝的な本です。
終戦で全ての細胞が入れ替わるような体験をし、子どもたちのたくましさと想像力とパワーを自らの先生としました。
謙虚であり向上心と好奇心が際立ちます。
自分で考えることの重要性も。
アメリカは子どもを小さな大人として接するそうです。
かこさとしさんも同じ意識を持っていました。
子どもたちの能力の高さを認め、尊重します。
謙虚さと向上心と好奇心があったからこその作品たちです。
だるまどんは実はかこさん自身なのかもしれません。
かこさとし「未来のだるまちゃんへ」
読書空間 ひつじ日和