アンヌ・レエ「エリック・サティ」

 

不思議な人、エリック・サティ。
良寛さんのように子供たちに優しく、普段からよく歩き、曲に変なタイトルを付け、楽譜に風変りな注意書きを残し、なのに魅力的な曲を数多く創り出し、人々から好かれたり、嫌われたり。

 

変なタイトルの曲
「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」
「あらゆる意味にでっちあげられた数章 」
「でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい 」・・・

 

楽譜への注意書き
「うぬぼれずに」
「からっぽになって」
「しゃぶって」
「食べ過ぎないこと」
「頭を開いて」・・

 

曲調「グノシエンヌ」のような怪しげなものもあれば、「ジュ・トゥ・ヴー」のようなポップな明るい曲もあります。

 

誰の真似もせず、独自の道を自分で切り開いたサティ。
何がサティをそうさせたのでしょう。
もっとその人生を知りたくなります。

 

アンヌ・レエ「エリック・サティ」

 

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