水墨画にはこころ惹かれる何かがあります。
それが何なのかはよくわかりません。
墨だけでこれだけの表現ができるからでしょうか。
長い時間の経過も関係があるのでしょうか。
500年以上前に描かれた雪舟の水墨画2点を基に、その周辺のあれこれを学ぶことのできる本です。
・何が描かれているのか
・類似の水墨画
・水墨画の基礎
・雪舟について
・当時の日本について
さらに疑問がでてきて知りたくなります。
知識を習得する過程の楽しさですね。
水墨画は白と黒だけですが、濃淡もあり、多様性を感じます。
白黒はっきりさせない方が良いこともある、なんて書くと人生論みたいです。
山口県立美術館「みる・しる・しらべる コレクション 雪舟筆牧牛図」
読書空間 ひつじ日和