つきのはなしのつづき

 

「いいね、とてもいい漢字。だってお月様は二つないもの。ないものなのにこうしてふたつある。ということは、とっても大事な仲間同士ってことよ。同じ大きさで、上と下じゃない。横に並んでいる。そこがいいね。平等なの。一人ぼっちじゃないの。」

孫の従姉妹が書いた名前 

”朋子” 

という二文字を見て、ローザおばあさんが言う言葉です。


月が二つで、友だちとか仲間、という意味になります。



月はやっぱり意味深ですね。

 

それから、このブログにも以前登場したかと思いますが、西行さんの言葉。



願わくば桜の下にて春死なむ その如月の望月のころ



桜の季節の詩ですが


満月のころ


というところが、儚さを増していると思います。

 


月にまつわる本もいくつか思い出しました。


また読みたくなりました。

 

 

 




Moon






小川洋子「ミーナの行進」

 

 

 

 

 

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