オー・ヘンリー「最後のひと葉」

 
 
 
 
「あの葉っぱが落ちたら勉強しよ」
やらなきゃいけない課題がある時に限って心の中でそんないい訳をしたものです。
その頃は部屋から斜め向かいの家の大きな木が見えたので。
 
「あの葉っぱがあるうちに告白しよ」
学校では楽しそうに盛り上がる友だちも。
そんな気楽なラストリーフではありません。
 
オー•ヘンリーの名作なので結末をご存知の方も多いと思います。
久々に読み返すと、11月の乾いた冷たい風と疾病騒ぎもあいまって、妙に迫ってきます。
哀しくも、あたたまる短いお話です。
 
 
 

 

オー・ヘンリー「最後のひと葉」

 

 

 

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