柴崎友香 田雜芳一「いつか、僕らの途中で」

 
京都と山梨を、手紙が往復します。
 
「何年も前に「手紙っていうのは、自分のことだけを書くためにあるのかな」って書いてあって、手紙を書くたびにいつもそのことを思い出します。」
 
「離れていて、困ることは、会えないことよりも、会っていないっていう状態に、実はすぐに慣れてしまって、それが普通になってしまうことなんじゃないかと、思います。」
 
 
山梨に住んでいる男性は高校の教師です。
修学旅行先が京都でこっそり会おうと計画します。
「夜に抜け出して会いに行くなんて、生徒のほうがやりそうなことを先生がやるのもいいと思う。」
 
 
絵も楽しめます。
 
 
 
 
 
 
柴崎友香 田雜芳一「いつか、僕らの途中で」
 
 
 
読書空間 ひつじ日和