思いもよらず歩きだしたハロルド・フライ。
なぜ歩くことになってしまったのか。
そこにどんな過去があったのか。
挫折、出会い、苦悩、痛み、開放、そして慈しみ。
グーグルマップでハロルド・フライの通った道筋を追いながら読みました。
夫婦関係も重要です。
「世間の人は歩くなんて単純きわまりないことと思うんでしょうね」
「片方の足をもう一方の足の前におくだけのことだと。
だけど、本能的なことと思われてることをするのがどれほど難しいか、いまだに驚かずにいられない」
「食べること、しゃべること、愛することも」
「眠ることも」
「子どももやっぱり難しい」
写真はグーグルマップより。
レイチェル・ジョイス「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」
読書空間 ひつじ日和