紀田順一郎 監修「はじめてであう日本文学3 食にまつわる話」

 
食にまつわる日本文学の短編9つ。
どれも100年くらい前のものだと思われます。
 
小学生向けのためか、読み仮名がふってあり、注釈と解説が充実しています。
 
壺井栄「餓鬼の飯」
獅子文六「砂糖の用い方」
宮沢賢治「フランドン農学校の豚」
志賀直哉「小僧の神様」
谷崎潤一郎「陰翳礼賛(抄)」
芥川龍之介「芋粥」
内田百閒「蒲鉾」
林芙美子「風琴と魚の町」
泉鏡花「うどんの岡惚れ」
 
 
大人も十分に楽しめる内容でした。
「小僧の神様」は何度読んでも感心します。
「蒲鉾」は子供の反応をこっそり見てみたい内容です。
「芋粥」は現在の人間に対する戒めのようにも思えます。
 
 
 

 

紀田順一郎 監修「はじめてであう日本文学3 食にまつわる話」

 
 
 
 
 
 
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