赤い傘

 
 
 
 
雨が降り出し、駐車場もありませんし、この後はどなたもみえないかも…。
ぼやっと気を抜いていますと、お店の古い扉のガラス越しにはっとするような赤い傘が映りました。
 
雨の日に明るい色の傘っていいものですね。
物持ちがいいので当分先かもしれないですが、次は明るい色の傘がいいなあと思った出来事でした。
 
赤い傘が印象的といえば、前にご紹介したソール・ライターの写真集に引き続き熱をあげていまして、もう一冊を。
「ソール・ライターのすべて」です。
 
 
The important thing in life is not what you get but what you throw out.
 
肝心なのは
何を手に入れるかじゃなくて
何を捨てるかなんだ
 
The cream does not always rise to the surface.
 
いちばん良いものがいつも見えているとは限らない
 
 
写真だけでなく、添えられたひと言もなんだかすごくいいのです。
さらに、ソール・ライターさんの謙虚な人柄がよくわかる雑誌の記事をみつけました。
柴田元幸さん(翻訳家)が、彼の遺した写真を管理している財団の方々にインタビューしています。
こちらの雑誌、他のページも充実していて思わず声が出てしまったほどですので、またいつの日か…。
 
 
 

ソール・ライター「ソール・ライターのすべて」

 
 
 
 
柴田元幸「MONKEY VOL.7 古典復活」
 
 
 
 
読書空間 ひつじ日和