久坂部羊さんの仕事の一つが、大学での「医学概論」の講義です。
この本はその講義ノートの一部を読み物風にアレンジしたものです。
主に人体の構造とその働き、といったところでしょうか。
面白い内容がたくさんありました。
・牛乳をたくさん飲むと骨折しやすくなる
・健康診断、がん検診のための大きなストレス
・同じ機能を持つ臓器が複数個所ある不思議さ
(副甲状腺は4つも)
・リンパ管は見えない
など。
堅苦しく無く、愉快に読むことができました。
大学の講義もきっと面白いのではないでしょうか。
そういえば「羊」ですね。
久坂部羊「モーツァルトとレクター博士の医学講座」
読書空間 ひつじ日和