あの「いえもりさん」を見なくなりました。
一日は空いても、翌日には必ず来ていたのに…。
心配していた家族もついにあきらめ、その名を呼ぶこともなくなりました。
しかし、ある晩、息子がお隣の窓に見つけて教えてくれました。
ひとまず「やもりん」は元気そうです。
お隣は編集プロダクションやデザイン事務所で、遅い時間まで明るいのです。
美味しいご馳走がたくさんあるのでしょう。
珍客のその後…。
それは「やもさん」の心変わりでした。
お元気で、さようなら。
読書空間 ひつじ日和