左巻健男「世界史は化学でできている」

 
高校の時なんとなく化学に苦手意識を持っていました。
 
学ぶ目的も、それが何に利用されているかも知らず、ただ化学式を暗記するばかりだったからかもしれません。
 
この本は人類が化学を発見、利用してきた歴史が平易に述べられています。
 
 
例えば、アルミミニウム。
軽量で加工しやすく、耐食性も高いことから現在では多様に利用されています。
ただ精製は困難であり1800年代では金や銀と同様に貴重な金属でした。
パリ万博ではアルミニウムの塊に多くの人が押し寄せました。
 
 
例えば、ガラス。
ガラスはなぜ透明なのでしょうか。
透明だからこそたくさん利用されています。
理由はその構造にあります。
 
 
 
納得したり、もっと知りたいと思う気持ちが学びにつながります。
中学生・高校生くらいで読むと化学に興味を持つことが出来そうです。
 
 
 
 
 
左巻健男「世界史は化学でできている」
 
 
 
 
 
 
 
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