雨宮さんは元オカルト少年だとのことです。
だからなのか、批判的に展開するのではなく、歴史を詳しく追っているだけ、という感じがします。
好きだからこそ、それを利用(悪用)して誰かを傷つけることを望まない、といったところでしょうか。
ここ数年ネット上に見られるある一部の意見の源流や、それらがどのように結合したり、応用したりして複雑に絡み合ってしまったのかを丁寧に解きほぐしています。
納得したり、少し怖くなったりもしました。
あるワード(スピリチュアル、精神世界、ニューエイジ、カウンターカルチャー等に関連する言葉)について調べるときの参考書としても有用かと思います。
雨宮純「あなたを陰謀論者にする言葉」
読書空間 ひつじ日和