白洲正子「明恵上人」

 
「阿留辺幾夜宇和」という言葉を知ったのは、細川護熙さんの「ことばを旅する」という本でした。
魅力的な人たちの魅力的なことばを紹介しています。
 
明恵上人「僧は僧のあるべきやう。俗は俗のあるべきやう。(中略) このあるべきやうを背く故に一切悪しきなり」
 
あるべきやうを実践した明恵上人。
花鳥風月を愛し、質素な生活を基本とし、極端に人と交わらず、慕われてもその名声さえ気にしません。
時の権力者、北条泰時にも毅然とした態度で接します。
 
変わった人と思われていた面もあるようですが、とても魅力的な人物です。
 
 
栂尾高山寺を開いたは明恵上人。
高山寺の代表的な宝物、鳥獣戯画。
 
 
歴史的な人物と絵が同じ場所にあるなんて。
その謎に迫る本がこちら。
「鳥獣戯画のヒミツ」
 
 
 
偶然手にした本が何かのつながりを生むことろが読書の面白いところの一つです。
 
 
 
 
白洲正子「明恵上人」
 
 
 
 
 
 
 
細川 護熙「ことばを旅する」
 
 
 
宮川 禎一「鳥獣戯画のヒミツ」
 
 
 
読書空間 ひつじ日和