阿部謹也「自分のなかに歴史をよむ」

 
歴史と簡単に言ってしまいますが、それをしっかり理解することはとても難しいと思います。
 
例えばある1日の出来事を完全に知るには1日必要です。
1年だったら1年。
そして視点が変われば解釈も変わります。
どう考えてもそんな時間はありません。
新聞やインターネットのニュースのように数行で終わってしまうことが普通です。
最近よく耳にする、メディアが真実を伝えていない、と訴える理由の一つです。
 
 
では歴史を限りなく正しく知ることは可能なのでしょうか。
 
とても難しいとは思います。
 
でももしかしたらとても熱心な歴史学者のまとめたものについては希望があるのではないか、と思わせる本です。
 
 
 
中世の人たちはどのような暮らしを送っていたのでしょうか。
時計も電気も本も無い生活。
その心の有り様は、きっと現代に必要な要素があるはずです。
 
 
 
 

阿部謹也「自分のなかに歴史をよむ」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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