時間をテーマにした物語。
ミヒャエル・エンデさんは資本主義が浸透していく世の中を憂いていたのでしょうか。
資本主義は、基本的には人々にどれだけ時間を使ってもらうかが重要です。
その方法としてサービスや物等が存在します。
少しでも隙間があればそこに入り込んで来ようとします。
情報という手段を使って。
名誉や金銭・物質等への欲を刺激し、さらに時間を使わせようと待ち構えます。
まるでモモの世界の灰色の男たちのように。
それでも資本主義の中でうまく生きていくしかありません。
その方法はいくつかあるように思います。
この本もそのヒントなのでしょう。
読書空間 ひつじ日和