「注文の多い料理小説集」

 
この本を読んでいて一人暮らし時代初期を思い出しました。
古めかしい喫茶店でのドライカレー。
安いのに食べきれないくらい量のある生姜焼き定食。
あまりお客さんがいないのに、注文してから30分以上待たされ、慌てて飲み下すように食べた丼もの。
個性のあるお弁当屋さん。
 
毎日のことなので大抵は忘れてしまいますが、強烈な印象を残すこともあります。
 
 
食べ物にまつわる短編7つ。
粒ぞろい、という言葉が浮かびました。
 
 
半分は初めて読む著者さんの作品。
アンソロジーの良いところの一つです。
 
 
 
 
あの懐かしいお店は今でもあるのでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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