「ポストコロナの生命哲学」

 
駅の券売機がタッチパネルになったのはいつ頃でしょうか。
さわってもなかなか反応しなくて、強く押しても仕方がないことは分かっていますが、それでもやっぱり強く押してみたりしました。
 
その後急速に、世の中がタッチディスプレイばかりになってしまいました。
 
タブレットでもなかなか反応しない時があり、テクノロジーに拒絶されているかのように感じます。
 
毎日当たり前のようにやっている「触る」という動作。
指ってすごいですね。
 
 
 
この本を読んで印象的だった言葉。
「ふれる」と「もれる」です。
 
「さわる」と「ふれる」は接触に関する言葉ですが、伊藤亜紗さんのおっしゃる通り「ふれる」の方が優しい感じがします。
 
「もれる」はもれだしてしまったものが思いがけず利他的だった、という大きな視点を持っています。
 
よく考えると奥の深い言葉です。
 
 
 
 
 
タッチディスプレイの反応は指先の水分量にも関係するようです・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
読書空間 ひつじ日和