現在の日本のように高度化した資本主義経済社会では、生きていくための最低コストが発生します。
年金や健康保険がそれに該当します。
水道光熱費も限りなく近い存在です。
金銭についてはできればあまり考えなくて良いに越したことはありませんが、そういうわけにもいかないのでうまく付き合っていかなければいけません。
世の中には多様な金銭感覚の人がいるように、この本に出てくる人たちも性格や考え方はそれぞれ異なります。
年金を払わなくても平気な人。
1円でもどうにかしようともがく人。
何も考えず平気でお金を借りる人。
全部他人に任せてしまう人。
人生における様々な出来事に金銭問題が重なります。
生きていく意味や幸せとはどのようなことなのか、それぞれの立場で考え尽くします。
最近よく見かけるネット記事の家計相談みたいな雰囲気を感じました。
原田ひ香「三千円の使いかた」
読書空間 ひつじ日和