浜松にも縁のあった磯田さん。
武士の家計簿は読んでびっくりの作品でした。
この本は江戸時代に生きた3人の魅力的な人物の生涯を描いたものです。
穀田屋十三郎
中根東里
大田垣蓮月
人々の幸せを追求しました。
上杉鷹山しかり、二宮尊徳、石田梅岩しかり、江戸時代の人々の思想はとても豊かだったのではないでしょうか。
飢饉が普通の時代です。
協力しなくては生きて行けないという背景も一因だったかもしれません。
磯田さんは現在の日本に危機感を覚えていました。
経済的価値だけではなく、人が本当に幸せになる道を残し、伝えたい、と。
泣けるほど伝わりました。
中根東里
「出る月を待つべし。散る花を追うことなかれ。」
磯田道史「無私の日本人」
読書空間 ひつじ日和