かつては世界の中心であったイギリス。
豊な文化(音楽や芸術)、各種スポーツの発祥地、そして産業革命もこの国ら始まっています。
最近では物価の上昇や、EUからの離脱など、苦悩している面もあるようです。
そうは言っても日本からでは人々の生活は全く見えません。
ロンドンの南方、ブライトンに住む中学生とその家族の日々の生活から、人々の日常を垣間見ることができます。
貧富の差は激しく、移民やホームレスに対する意識も様々。
援助する人もいれば、激しく非難する人も。
貧困でどうしようもない友人の味方をする優しい心。
ホームレスの問題から社会を信じることにたどり着きます。
重いテーマでも何となく希望があり、でも少し感傷的なところが良い味を出しています。
ブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」
読書空間 ひつじ日和