森田真生「数学する身体」

 

前半は数学史概要です。
算術記号が出てきたのは1500年代なのですね。
それまでは言葉だけで表現していたようです。
その大変さは想像がつきません。
今では小学校で習う2桁掛け算の筆算も昔は相当高度だったとのこと。
まさに積小為大ですね。

 

後半はアラン・チューリングと岡潔の人生が加わります。
アラン・チューリングは天才、岡潔は努力の人、という感じがします。
数学の歴史に重要な足跡を残しているという共通点があります。
二人の人生を深く知りたいと思いました。

 

 

ところで数学が得意だったり苦手になってしまう理由って何でしょうか。
頭の中の何が司っているのでしょうか。
解明と改善ができたらすごいことです。

 

 

またAIがひらめきや洞察のようなものを持つ時代は来るのでしょうか。

 

 

森田真生「数学する身体」

 

 

 

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