(ゲームに出てきそうなお城)
同時に3音プラス1ノイズしか出せないというファミコンのゲーム音。そのシンプルな機械音を見事に再現しているグループの演奏を聴きました。う〜ん、ノスタルジー。ゼルダの伝説のダンジョンの音なんて最高です。
とはいえ決して戻りたくはない昭和。外向きにはしっかりしているけれど、得体の知れない不安な気持ちがいつも一緒。従弟とファミコンをする時間はいろいろ忘れていられました。ファミコン通信を買いに本屋に行く時はよくついて行ってあげたっけ。実際には2〜3年の間の、たまの週末の出来事だったと思いますが懐かしいです。
ゲームをしていたのは子供時代のほんのある時期。大人になってからは一度だけ、自らゲームをしてみたことがあります。それは長女を妊娠中のこと。悪阻を忘れたかったか、はたまた親になる不安からか。逃避行動ですかね。「昭和なドラクエ」をガツンと攻略し、腹が据わったかどうかも定かではないですが、あのピコピコ音にきっと、何かを忘れさせてもらっていたのでしょう。
読書空間 ひつじ日和