この本を公共の場で読むことは避けた方が良さそうです。
思わずニヤニヤしてしまい周囲から人がいなくなる可能性があります。
シニカルな奥田さんの視点が冴え渡ります。
スポーツの話題なのに、政治、経済、社会問題、人類学にまで到達します。
サッカーからヨーロッパの階級社会を、メジャーリーグから経済学を、日本のプロ野球からは会社組織について、角界からは処世術の重要さを説きます。
「野球選手と名前の相性についての考察。」のある部分に抱腹しました。
この表紙の方は誰なんでしょう。
とても気になります。
奥田英朗「どちらとも言えません」
読書空間 ひつじ日和