茶摘み

 

5月の朝の志田島園茶畑

 

志田島園さんのお茶摘みフェスに家族揃って参加させていただきました。心待ちにしていましたので晴れてうれしかったです。

 

てるてる坊主

 

美しい緑に囲まれて朝から黙々と摘みます。
一芯二葉に摘む指先からは茶の香が。
頭の中はいい感じに空っぽ。
心身ともに清められていくようです。
耳を澄ますと鶯の声と裏の流れの水音。
なんて豊かなお休みの一日。

 

茶畑とお茶の新芽

 

夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか
あかねだすきにすげの笠

日和つづきの今日この頃を
心のどかに摘みつつ歌う
摘めよ摘め摘め 摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ

 

歌詞のとおり、どこもかしこも若葉の緑。
昔々祖母に教わった手遊び歌をにわかに思い出してこどもたちに教えましたら、今の子らには新鮮に感じたようでした。

 

摘んだ茶葉

 

丁寧な手摘みをこの規模ですることは、大変有り難いことのようです。機械摘みの葉と比べると一目瞭然の違いでした。私たちが作業をする価値を感じますと、益々満足感がわいてきました。お昼や休憩をはさみながら午後3時までに目標だった50kgを概ね達成!

 

最後は工場見学。一歩足を踏み入れるとふわ〜っといい香りに包まれます。志田島園さんの美味しいお茶ができる様子を拝見し、とても幸せな気持ちになりました。袋詰めされたらどんな名前をつけようか、帰り道にみんなで考えるのも楽しかったです。

 

製茶待ちの茶葉たち

 

☆おまけ☆

浜松に戻り散歩中のこと。お茶の木みたいに低く剪定されたさざんかの垣根の新芽を、ついつい〈一芯二葉に摘みたくなってしまう衝動〉を夫婦で笑いました。

 

 

 

 

読書空間 ひつじ日和