「吾輩も猫である」

 

猫の思い出はそれほどありません。
小さい頃顔をひっかかれたこと。
おびえる子猫を遠くから観察していたこと。
あの猫たちは何を考えていたのでしょうか。

 

子どもたちは猫を見るととても良い反応をします。
一番身近だけれどなかなか交流のできない生き物。
もちまる日記も好きなようです。

 

猫目線で語られる短編集。
様々な立場の猫が、個性を発揮します。
クールでシニカルな視線が多いような気もします。

 

もし夏目漱石が猫ではなく犬を選択していたら。
未来から来たあの青いロボットが犬型だったら。
長靴をはいた動物が犬だったら。
世界はどのように変わっていたのでしょうか。

 

 

「吾輩も猫である」

 

 

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