まずこの本では「コトバ」につて定義します。
「コトバ」は「言葉」とは異なり「その人の態度や存在そのものから、言葉の意味を超えた何かが伝わってくるようなもの」。
これは哲学者の井筒俊彦さんが名付けました。
そして「いのち」。
「肉体的な生命を指す漢字の「命」よりももっと幅広い、人間の尊厳などを含み込んだ概念を指す」ものです。
「いのち」のことを考え「コトバ」を遣いこなしている人が良いリーダーと言えるのではないか。
「弱い」ことが結果的に本当の強さを生み出すのではないか。
中島岳志さんと若松英輔さんが、代表的な5人をテーマに語りつくします。
今後の日本に必要なことがもりもりと詰め込まれています。
少しでも空き地があればマンションが建ち、何にでもすぐに結果を求めがちな現代社会に、ちょっとした余白を取り戻すために。
登場する5人。
聖武天皇
空海
ガンディー
教皇フランシスコ
大平正芳
中島岳志、若松英輔「命の政治学 リーダーは「コトバ」をもっている」
読書空間 ひつじ日和