人前で話すことがあまり好きではなかったガルシア・マルケスさん。
それでも人々はノーベル賞作家の言葉を聞きたがります。
生涯で20回と少しだけ、人前で講演をしました。
この本はその記録です。
芸術方面に多大な関心を寄せるとともに、中央アメリカ、南アメリカの国々が平穏になることを願っています。
そして知識人の会議が何の役に立つのか疑問に思い、軍事費にはお金をかけるけれど、空腹の子どもたちがないがしろにされている現状を憂います。
あの不思議で魅力的な作品たちの由来がなんとなくわかる気がします。
G・ガルシア・マルケス「ぼくはスピーチをするために来たのではありません」
読書空間 ひつじ日和