ガルシア・マルケスに続いて南米の作家パウロ・コエーリョの本です。
ご自身の「経験や、誰かから教わった話、人生という川の流れを旅するなかで考えたことなどが集められて」います。
一つ一つは1ページから長くても5ページほど。
すぐに読めるけれどそのとても深いものを感じます。
人間とは、人生とは、愛とは、自由とは、祈りとは。
ちょっとしたエピソードの中にそれらを散りばめます。
「賢人の視点」というタイトルですが、パウロ・コエーリョさんは全く偉ぶるところなく、とても謙虚なのではないか、と感じました。
歩くことで人生が変わった一人です。
「怒りに任せ行動すれば、失敗を招く」
「雨はやがて上がるということだ」
「愛のみが人を変えることができるのだ」
パウロ・コエーリョ「賢人の視点」
読書空間 ひつじ日和