柴田元幸さんの翻訳した本は、言葉の選び方や文章の流れなどがとても吟味されているのではと思うほど読みやすく、原作者の評価も上げていると思います。
柴田さんの翻訳でなければ、これほどポール・オースターを読んでいない可能性もあるほどです。
とてもお洒落でスマートな大学教授を想像していましたが、このエッセイを読みその想像は幻想だっとことがわかりました。
とてもフランクで良い意味でいい加減で、ちょっと厭世的な面もありながら、学生に対する愛を感じることもできます。
部屋はとても散らかっているのでしょう。
読みかけの英米文学の本がたくさん散乱していそうです。
まだまだたくさんの本を翻訳して欲しいものです。
柴田元幸「死んでいるかしら」
読書空間 ひつじ日和