2017-01-01から1年間の記事一覧
伊藤氏のラジオを聴いています。 ポッドキャストでですが。 そして諏訪出身とのことで、少し興味を持ち、本も読んでみようかと。 情報に関して、どのように入手し、どのように利用しているか、という伊藤氏の個人的な方法が記載されています。 分かりやすい…
生きるヒントを植物からもらう、という本です。 43種類以上の植物たちが登場します。 ポール・スミザーさんがその植物たちの賢い生態を解説し、人間に投影します。 植物のすごさと、自然の巧妙さに驚きます。 かならずしも人間に悩みに対応させなくても良か…
第二次世界大戦の、特にホロコーストに関するものは、切ないですね。 戦争中でなければみんな絶対にしないことのはずなのに、やってしまう。 赤信号みんなで渡れば怖くない、という心理でしょうか。 「朗読者」もそうでした。 この本は、ハワード・W・キャン…
タイトルは知っていたのですが、読んだことはありませんでした。 先日娘がこの本を買ってきたので読んでみました。 とても面白かった。 姉と弟、メトロポリタン美術館。 最後まで読んで、なるほど、と思います。 ”みんなのうた”のメトロポリタン美術館と関係…
先日豊田市美術館にて、この襖絵を見てきました。 圧倒されました。すごい。 そこでこの本も購入してきました。 天井が高い美術館なのと、実際の配置とは違うので、唐招提寺で見るときっともっと迫力があるのでしょう。 いつか唐招提寺で見てみたい。 東山魁…
大崎氏の本はいくつか読んだことがありますが、どんな人なのかはそんなに知りませんでした。 この本を読めば、小説を書くまでのことや、好きなことなど少しわかります。 そして面白い視点を持っていることも。 読みたい本も増えました。 傘の自由化は可能か …
理系、文系を分類することがナンセンスなように、芸術もしっかりと線を引くわけには行きません。 読書家、虫の虫、分子生物学といろんな分野に長けている福岡ハカセだからこその文章ですね。 どこかで読んだことがあるものもありますが、見る方向が違うし、…
最近戦国時代の本を読んでいます。 本能寺の変のことをいろいろと知ってくると、実は明智光秀は悪い人ではないんじゃないかと思ってきます。 そこで、どういう理由でこの事件が起こったのか詳しく知りたくなりました。 この本では真実はまだわかりませんが、…
「悪童日記」「ふたりの証拠」の続きってわけではないんですね。 登場人物は似ているけれど、話しはつながっていないことが分かりました。 つながっていると思って読んでしまっていたので、とてもこんがらがってしまいました。 いつ嘘が明かされるのか??と…
悪童日記から続けて読んでいます。 国境を越えなかったリュカの話がメインです。 最後のほうはこんがらがってきます。 何が本当なんでしょうか? きっとつづき(第三の嘘)を読まないと分からないのでしょうね。 悪童日記の衝撃には追いつけないような気がし…
悪童日記、というタイトルに惹かれます。が内容は悪ではありません。 その時代に適応するために、強くクールに生きている双子です。 ユダヤ人の迫害に対する静かななる抵抗はむしろ善ではないでしょうか。 簡潔、平易な文章がとても読みやすい。 そして内容…
浅井長政の娘、三姉妹に関しては、いつかどこかで知りたいと思っていました。 この本は非常にわかりやすく書いてあります。 戦国入門書でもあります。 関ヶ原の戦いを詳しく説明できる人なんてなかなかいません。 豊臣秀頼は出陣していないんですね。 そこに…
織田信長はかなり魅力のある人物のように伝わっています。 そう習ってきたし、いろんな場面で表現されています。 この本は、信長本来の姿をあぶりだす目的で書かれています。 現存する少ない資料を基にし、実像に迫ります。 はたして信長とはどんな人物だっ…
桜の季節だからではありませんが。 10年以上前に読んだのですが、今更ですね。 全体的には家族の愛のお話です。 でも、ちりばめられているエピソードが心を動かします。 苦しくなるし、楽しくなります。 親になって理解できることもありますね。 カーペンタ…
短編7つ ・倫敦塔 ・カーライル博物館 ・幻影の盾 ・琴のそら音 ・一夜 ・薤露行(かいろこう) ・趣味の遺伝 夏目漱石の本の中では難解な部類にはいるのではないでしょうか。 寝る前に読むと良く眠ることができました。 「琴のそら音」「趣味の遺伝」が好きで…
短編が18編入っています。 志賀直哉は「暗夜行路」をだいぶ前に読んで、読めないな、と投げ出しました。 数年後「小僧の神様」を読んで、すごいな、と思いました。 この短編集も前半はすごいな、と思うものが多いのですが、 後半はなんだこりゃ、というもの…
グレン・グールドが愛読していたという「草枕」。 ちょっと難解だけれど、2回目の方が少し理解が進みました。 画工なんのに1枚も絵を描きません。 「二百十日」は阿蘇山に登る話です。 二人の掛け合いが面白い。 でも大きな野望があります。 いろんな感情を…
岡村氏には小学校のときにスケートを習いました。 数年前、会話する機会があり、武田信玄のかがり火のことを聞きました。 自分の無知を恥ずかしく思うと同時に、すごいことだな、と思いました。 実家にこの本があったので、引っ張り出してきて読みました。 …
最近ことばや辞書に興味があり、いろいろ読んでます。 三浦しをんさんの「船を編む」は物語になりすぎてしまって、少し辞書つくりの部分が物足りませんでした。 この本はそのニーズを満たしています。 ことばに対する愛がなければ辞書の編纂はできません。 …
確か前回はナッシュと同じ年齢のときに読んだ記憶があります。 もうだいぶ前のことです。 そのときも面白いと思ったのですが、今回も同じように面白く読みました。 誰にでもこういう人生になる可能性を秘めているのではないでしょうか。 昔ジュビロにいた奥…
10年近く前に一度読んで、面白い本だな、と思いました。 先日ブックオフで見かけたので手にとって見てみました。 本にかなり書き込み(傍線や丸印)があり、それらにも惹かれて購入。 やはり良い本は何度読んでも良いものです。 時代設定、登場人物、舞台、全…
中村天風さん、すごい人ですね。 波乱に満ちた人生ではないでしょうか。 インドでの悟りへの過程が非常に興味あります。 前向きに生きなければいけません。 天風先生座談 (廣済堂文庫) 作者:宇野 千代 廣済堂出版 Amazon 宇野千代「天風先生座談 読書空間 ひ…
最終巻、ついに終わりました。 長かったけれど、面白かった。 1900年代初頭の中国を知っている著者だから書けた物語だと思います。 貧しかった王龍の勤勉さ。 子、王虎の豪快さ。 孫、王淵の繊細さ。 孫が少し祖父の時代に良さを感じている部分に救われます…
ついに3巻まで終わりました。 第二部 息子たち から 第三部 分裂せる家 の途中までが3巻です。 第二部では王虎が、第三部では王淵が中心となります。 王龍の孫の時代まで来ました。 王龍が築きあげた富を、息子たちがうまくつなぎます。 一人は商人、一人は…
「大地」の合間に復習です。 坂本教授の本は本当に勉強になります。 何度読んでもいいですね。 中小企業の方はぜひ読んでください。 経営者でなくとも参考になるかと思われます。 間違いの無い道だと思います。 利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか …
2巻は王龍の息子の時代になります。 主に3男、王虎の物語へ。 大地に根付いた王龍とは違い、戦いにより大地を求めます。 個人的には、太陽の恵みである農作物をこつこつ作って行くほうに魅力を感じます。 物語としては面白いことに違いありませんが。 前半終…
中国の田舎を舞台にした壮大な物語。 まだ1巻を読んだに過ぎませんが、すごく面白いです。 こつこつ積み上げ、それでも自然環境から貧困にあえぐ。 せつないけれど、これが人間なのだと思います。 大地からの恵みを大切にしなければいけません。 2巻以降がた…
戦前、戦後を生きた中谷宇吉郎。 手を動かしてきただけあって、説得力があります。 雪の研究、皇室へのプレゼン、科学とは何か。 「機械が増えて便利になったけれども、そのために時間に追われている」というようなことをおっしゃっています。 現在はさらに…
かこさんと福岡ハカセの共著。 かこさんがご存命とは知りませんでした。 大変失礼な話ですね。 ごめんなさい。 かこさんの絵本は興味を引く何かがあります。 小さいころ「だるまちゃんとテングちゃん」を何度も読みました。 お二人とも理系と文系を分けるこ…
ドナウの旅人を先に読むべきか、こちらを先に読むべきか。 判断が付きませんが、どちらでも良いような気がします。 ドナウの旅人と同じ経路を旅したのですね。 当時共産圏を旅するのは相当大変だったと想像します。 宮本氏の文章は、小説もエッセイも、甲乙…