海が無い場所で育ったせいか、海の生物が不思議に感じました。
水中眼鏡をして動く生物を夢中で追いかけました。
動きがあまり無いものは不気味です。
ナマコや岩に密集して付いる貝やフジツボ。
きっとカイメンもそこに居たのだろうけれど、全く興味を持っていませんでした。
そんな地味なカイメンさんですが、したたかに生きていることがわかります。
単細胞生物が集合したような柔軟な形態。
他の生物との共存。
海洋生態系の縁の下の力持ち。
カイメンから学ぶべきことがたくさんあります。
そしてまだまだ知らないことが世の中には溢れています。
椿 玲未「カイメン すてきなスカスカ」
見えないけれど水があります。
カイメンさんはいるのでしょうか。
読書空間 ひつじ日和