誰も住んでいないし、立ち入りも制限されている島、南硫黄島。
どこにでも行ってしまう人間がなかなか近付けない珍しい場所です。
この島がどんな様子なのか、研究者たちが何十年振りかに調査に行きました。
鳥類学者の川上和人さんもその一人。
研究が第一の目的ですが、絶壁で囲まれた島なので「ほとんど冒険」になってしまいます。
おもしろおかしく書いているのでなかなか伝わらないかもしれませんが、その時の映像をみると本当に過酷なようです。
あまり触れていませんが成果もかなりあるようです。
結果をメインに記載した「ほとんど研究」の本もぜひお願いします。
川上和人「無人島、研究と冒険、半分半分。」
「秘島図鑑」の最初のページも南硫黄島です。
それだけ神秘的で魅力があり興味をそそられる島なのです。
清水浩史「秘島図鑑」
読書空間 ひつじ日和