小さい頃は、近くにある火山が噴火したらどうしよう、と本当に心配していました。
夜トイレに行くのもとても怖かったし、近くで強盗が発生したニュースを聞いて身震いしました。
ただの山のがけ崩れをスキー場だと思ったり(今は本当にスキー場になっています。)、冬の朝、遠くにある建築物が異様に大きく見えることを楽しみにしていました。
ポール・オースターを初めて読んだ時とても衝撃を受けました。
どうやったらこのような物語を書けるのだろうかと感心したものです。
その要素がこの本に詰め込まれています。
幼少期・青年期の繊細な内面の記録です。
「冬の日誌」とセットでどうぞ。
読書空間 ひつじ日和