荻原魚雷「中年の本棚」

 
19歳頃に小学生から「おじさん」と声をかけられたことがあります。
確かに小学生からしたら「おじさん」に違いありません。
昔を思い出してみても、大学生の従兄に「おじさん」と言っていた記憶があります。
 
この「おじさん」は相対的なものですが、中年という言葉は比較的絶対的なものです。
今は40歳前後からがあてはまるのではないでしょうか。
 
 
中年の是非はともかく歳を取ると自然への関心が増す気がします。
(P101 「年をとると「はげしい肉体活動」への興味が減少したり、娯楽から教養の分野に関心が移ったりする。ほかにも「多くの知人を得るよりも少数の親しい友人の方を好むようになる」そして「自然に対する愛着」が増す」)
 
年配の方が登山にはまる理由も分かります。
 
 
 
中年をテーマにした本を幅広く読み、それに対する魚雷氏の体験と合わせた考察がとても楽しいものになっています。
 
 
 
 
荻原魚雷「中年の本棚」
 
 
 
 
 
 
 
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