千葉から岡山へと移転したタルマーリ―。
数年でまた移転することになりました。
今度は鳥取県、智頭町。
天然酵母パンにこだわり続けていたらビール造りに辿り着いた菌ハンターの渡邉格さん。
科学的、理論的に追求していくと同時に、感覚も大事にしています。
智頭町に移ると同時に何か大きな転換があったようです。
資本主義経済ではどうしても大量生産、大量消費に向かい、画一的な面白みのない社会に向かって行ってしまいます。
社会に余裕が無くなってきているとも言えるかもしれません。
一方でタルマーリ―さんのようなお店は、枠を押し広げ、多様な社会を構成します。
とても豊かで人間が生きていくうえで必要なものだと思います。
やわらかい社会、とい言っても良いかもしれません。
”がちがち”よりも”やわやわな”社会の方がよいですよね。
渡邉格・麻里子「菌の声を聴け タルマーリ―のクレイジーで豊かな実践と提案」
読書空間 ひつじ日和