ロシアの中央部の南部。
カザフスタンまではすぐそこ、という場所にオムスクという街があります。
シベリアというとロシア東部のイメージがありますが、中央部にあるオムスクもシベリアなんですね。
ドストエフスキーは4年間オムスクで過ごしたことがあります。
流刑囚として。
当時反体制とみられていたグループに参加していたからでした。
「死の家の記録」は小説のような形をとっていますが、シベリアでの4年間の経験がなければかけなかった作品です。
個性的な人々がたくさん登場する、愉快な面もありながら、不自由な暮らしが重くもあります。
きっと何か自分の中に芯みたいなものを持たないと簡単に崩壊してしまう状況に違いありません。
ドストエフスキーは人々の観察と将来文字にすることがその芯だったのかもしれません。
光文社古典新薬文庫で読んだのですが、巻末の読書ガイドが充実しています。
ドストエフスキー「死の家の記録」
読書空間 ひつじ日和
