酒井駒子さんの雰囲気ある装画。
しかも、恭しくきちんと箱に入っている。
なんだか贈りものにしたくなる感じ。
心惹かれて手に取ると、スズメがこんな知的で長生きできて…それは新鮮な驚きに満ちていました。
第二次大戦下のイギリス、傷ついたスズメとピアニストの老婦人との12年間におよぶ記録です。
お店に置くとすぐ、実際に怪我をしたスズメを助けた経験のある方のお手元に渡りました。
再度同じ本を置くと、庭にやってくるスズメや他の鳥たちとあたたかな交流をお持ちの方からお話を伺いました。
こうして人の優しさを改めて感じられたのも、この本のおかげですね。
クレア・キップス「ある小さなスズメの記録」
読書空間 ひつじ日和