日記(お店担当)

茶摘み

志田島園さんのお茶摘みフェスに家族揃って参加させていただきました。心待ちにしていましたので晴れてうれしかったです。 美しい緑に囲まれて朝から黙々と摘みます。一芯二葉に摘む指先からは茶の香が。頭の中はいい感じに空っぽ。心身ともに清められていく…

お茶ワーク

末広がりな志田島園さんとcha-workにあやかり「私なりのお茶ワーク」をあれこれ妄想していましたら、近頃夢中の「声に出して読みたい日本語」の中の千利休〈四規七則〉のところで、ピカ〜ンと光が降りました。 四規和敬清寂 七則茶は服のよきように点て、炭…

連休

ひつじ日和は、5月3、4、5日はお休みです。みなさま、連休のご予定はいかがですか。何かあっても無くても、ごきげんに過ごせますように。できたら、混んでいない自然を感じられる場所でのんびりしたいなぁ。そして、ははははは、って笑っておきましょう♪ 読…

グリーンハンド

和製英語で植物を上手に育てることができる人をグリーンハンドと呼ぶことがあるようです。そんな人がいるなら憧れます。 ひつじ日和の植物たちのことをお客さまによく褒めていただくのですが、私自身は〈グリーンハンド見習い〉だと思っています。たぶん夫さ…

傷を愛せるか

付箋を貼りながら読むような読み方はしたことはないですが、もしそうしたならば、付箋だらけになってしまうに違いありません。 本音で生き奥底の淀みも認めるつもりの一年という意味では、残り八ヶ月の時点でこの本に出会えたのは上出来な気がしてきます。 …

挨拶

窓を開け放つと鳥たちが絶好調な声でさえずっていて、雨上がりの雲ひとつない青空を一緒に喜びました。あまりに気分がいいので、用もないのに実家の両親にわざわざおはようの挨拶をしに行きました。来るはずのない日に娘がニコニコやって来たから両親も笑う…

覚悟

死の周辺についていろいろ考えていました。昔から定期的にそんな期間がある気がします。もちろん、よりよく生きるための覚悟です。若い方でも尊敬する方は皆、死の意識をどこかに保有しているように感じます。 自分のことだけなら大枠はすっきりしている方だ…

酸欠

(素焼き) 何度見ても癒されるこの表情!ほえ〜っとひと息つきたくなる土偶ちゃん。あるイベントのお庭で出会い、ひつじ日和の店番のおともに連れて帰りました。 いくつかあるうち特に気に入ったのは、いぶし銀の色に焼けた子。作家さんによりますと、窯の中…

会話

(新緑がまぶしい) 春休みの最後は長女とふたりでお茶を飲みながら他愛ない話に花が咲きました。いつのまにこんなにお姉さんになったのかと、大人同士の会話ができることが何よりうれしいです。そんな時、向かい合って座るよりも横に座る方がリラックスできる…

逃避

(ゲームに出てきそうなお城) 同時に3音プラス1ノイズしか出せないというファミコンのゲーム音。そのシンプルな機械音を見事に再現しているグループの演奏を聴きました。う〜ん、ノスタルジー。ゼルダの伝説のダンジョンの音なんて最高です。 とはいえ決して…

頼むから静かにしてくれ

長い長い春休みが終わりました。高校生はテスト期間だとかで2月のうちから家によく居ましたし、小中学生も昔と比べると短縮日課や休みばかりな気がします。長いのは夏休みだけではないですね。給食も学校の存在も本当にありがたいなとつくづく思います。 健…

日記

漱石日記を読みました。教科書に載っていた漱石先生のイメージがガラガラと音を立てて崩れていく感じが楽しかったです。 ロンドン留学日記では、到着前の船の段階から具合が悪そう。下痢の日ばかりで不憫です。神経が弱いのに、そんな時代にあんなところまで…

葉牡丹

(2月末日の葉牡丹さん この頃何の花ですかとよく聞かれました 根っこに注目) 子供の頃なぜ花壇にキャベツがあるのか不思議だった存在、葉牡丹。お正月に飾った後に長持ちし、次第に根っこが出てきて。あまりに長生きなので勢いで土に植えてみましたら(むしろ…

グレープフルーツジュース

年に数回、グレープフルーツジュースを飲みたいなあという日があります。だいたい暑い頃かな。頭の中も気分もシャキッとしますよね。急に春めいて、もわっとした日にも効果ありな気がします。 グレープフルーツを選ぶ時は真剣。皮が剥きやすいのとそうでない…

告別

春は別れの季節、そして、こどもたちのピアノ発表会の季節です。期限が迫ると通常より練習に熱が入ってきます。誰かが弾いているとなぜだか弾きたくなるもの。どちらが先だと揉めながらも、各々が曲の総仕上げです。 難しそうに思えた曲を、数ヶ月間向き合え…

循環

先日のひつじ日和の春の遠足で感じたことは、メンバーのあたたかい想いの循環でした。離れた地域で別の暮らしをしていても、どこかで私たちはみな繋がっているなとも。 そんなこともあって気持ちも大局的になってきたところに、末っ子ちゃんにせがまれて読ん…

風の男

(春分の遠州灘) どっどど どどうど どどうど どどう 出掛けた先でみつけました。もしやあの書は、、、ずっとお会いしたかった方の書でした。何年ぶりでしょう。話しながらうれしさが身体からはみ出してしまいました。 冒頭の〈どっどど〉は宮沢賢治、風の又…

情緒

私たちの間にあるものをなんとか言葉にして伝えたい。でも、言葉にすると途端に違ってしまう。ここに存在しているのは確かなのに。無言で感じるしかないのかな。そんな経験、どなたにもきっとあるのではないでしょうか。 〈人と人との間に通い合うもの、その…

nice things.

(三角の所にちょうど富士山が見える日も♪) ひつじ日和にこんな読み物が置いてあったらいいな。余計な説明はきっといらない。ただ手にとって感じていただけたらな。 〈情報ではなく情緒が動く媒体でありたい〉というところに、ぐっときてしまいました。 お取…

遠足(続・お茶の話)

(かわいい♡わさびの花) 題して「作業をしてお茶をいただく価値の交換的オクシズ茶畑遠足」ドレスコードはしっかり作業のできる格好、持ち物は軍手に長靴、あとは元気! 春の茶畑を歩き、お茶農家さんの作業を体験する。浜松からの精鋭部隊?お騒がせ部隊?が…

世界のはじまり

表紙に印象的なブルー。タムラ堂(インドTara Books 原書)からまたとっておきの一冊です。「夜の木」の時には、ご予約いただいた方も、その後の追加発注でなんとか手に入った分も、引き寄せられるように必要な方のもとへ。「世界のはじまり」は、どなたへ届く…

ミモザ

訪ねてくれた友人を見送ると、可愛いミモザの花が夕陽に照らされてきれいでした。元気な友人だからか、それともミモザの輝く黄色が元気にさせるのか。花言葉は「友情」ミモザの季節に友に会うなんて最高だね〜♡と話したところでした。 その日は満月。じきに…

ライラック

( Pursue your passion いつも情熱を胸に) 仕掛け本を手に取ることはあまりなかったのですが、わすれな草、ラベンダー、ジャスミン、ライラックなど、集められた花たちの色合いが好みでつい見入ってしまいました。 そのお花が何を象徴するかは地域や文化によ…

桃の節句

あっという間に2月が終わり、もう桃の節句ですね。いただいた桃の花がきれいに咲きました。 いい気分のついでにもうひとつ。イラストが得意な女の子が描いてくれました。これ、私ですって。似てるかな♪その場でさっと描いて、明るい気持ちにしてくれてすご…

紅茶の話

過去には珈琲の話、最近ではお茶の話1、2とくれば、お次は紅茶のお話です。 20年近く前になるでしょうか。東京のある紅茶店のお教室に、少しの間通ったことがあります。ちょっと背伸びをして、マダムたちに混ざって。パンやお菓子も教えて下さるので、焼きあ…

マッシュアップ

なんとなくいいなと感じた響き。ちょこちょこお目にかかっていたけれど、正確にはどんな意味なんだろう。気になったので調べてみました。 元は音楽で二つ以上の曲を合成して新たな曲にすること、I T用語では、複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合さ…

対峙

物と向き合うこと、人と向き合うこと。対峙するのが怖い時もあると思います。 どんな人生の難問も「突き詰めたら親との関係性にヒントがある」と、どこかで読んだことがあります。 「親の家を片付けながら」 共感できること。違う受け取り方だなと感じること…

分水嶺

(野辺山高原平沢峠) えっ、川が逆向きに流れてる!長野と浜松を行き来し始めの頃に突如わいた謎。もちろんよく考えればわかるのですが、太平洋側に生まれ、感覚的に川は北から南に流れるものと育ったので、一瞬混乱してしまいました。 雪山は永遠の憧れ、さ…

老眼

(添付文書、約款は苦手、注意書きも…) 視力で年齢的なものを感じることが多くなりました。足を深爪してしまった失敗も、見えにくさと億劫さを表しているのかもしれないと笑ったところです。 コンタクトレンズの定期検査では、お兄さんが調整の手始めに矯正の…

恋しくて

こどもの付き添いで隣街へ行った時のこと。ぽっかりできた空き時間を、その街の小さな図書館で待つことにしました。 知らない街の初めての図書館。わずかなドキドキ感のせいか、いつもは選ばない本に手が伸びました。 「恋しくて Ten Selected Love Stories …